【協会】秘密の丹後~ひらけごま~里山編


■ 旅、時々ユースホステル~旅やユースホステルに関するエッセイ~

『秘密の丹後~ひらけごま~』里山編



お昼過ぎ。
やって来たのは小ぶりのかわいいバス。
まるで、僕たちのために設えられたかのようだ。

きらめく海沿いを少し走った後、
一転、山あいを縫うように上がって行く。
小川の清らかな集落に寄り、さらに上へ上へ。

バスを降りる。
自分たちの好きな場所で下ろしてくれる。
上ってきた風景を見下ろすと、
里と山と、その向こうに海を望む。
その中に、人の営みがある。
そう風景は、
自然と人が一緒になって作り上げている。

そんな生活を、お邪魔にならない程度に、
少し垣間見て、花を愛で、お弁当を頂いた。
流れる雲を仰ぎ、風を感じる、ゆっくりとした時間。

なんて贅沢な、こんな贅沢な旅。
「秘密の丹後」里山編でした。

「秘密の丹後」についてはこちら



Writer:岡田 光弘
1973年生まれ。
国内外、鉄道のみならず飛行機・船・バスを乗り歩く。
18きっぷで日本縦断、シベリア鉄道に2回、
ヨーロッパをバスだけで3ヶ月など、様々な乗り旅歴あり。
現在、天橋立ユースホステル・ペアレント。

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