【協会】旅、時々ユースホステル「カンボジアの思い出」



■ 旅、時々ユースホステル~旅やユースホステルに関するエッセイ~

カンボジアの思い出


▲カンボジアの中央西に位置し、アンコール遺跡群南側に広がる東南アジア最大の湖「トンレサップ湖」


旅の終わりに、カンボジアの遺跡、街並、人々には
不思議と惹きつけられるような何かがあるように感じました。

私は大学4回生になるまで東南アジアの国々に行きたい
という気持ちになったことが一度もありませんでした。

しかし友達がマレーシアに留学をしていたのをきっかけに、
「会いに行こう」ということでマレーシアに行く事に決めました。

「せっかく行くなら周辺の国もついでに行こうかな」
ぐらいの気持ちで訪れたのがカンボジアでした。

そのカンボジアですが、2泊しか滞在できなかったので、
世界文化遺産でもある定番のアンコールワットや
アンコールトムを含め時間が許す限り色々な寺院を回りました。

アンコールワットの広大さには圧倒されましたが、
一番印象深かったのがベンメリア遺跡。

崩壊が激しく、大きな石がゴロゴロとあちこちに転がっていました。



行くまで聞いたことがなかった遺跡でしたが、
『天空の城ラピュタ』のモデルと噂されているみたいで、
遺跡を見て回ると遺跡が大樹に覆われていて、
「確かに」と思う静かで厳かな雰囲気が漂っていました。

カンボジアの人は優しく明るくて、すごく好感がもてましたが、
そんな中でも特に子どもの笑顔は可愛らしかったです。

ただ、売り子をしている子供や、平日の日中に家の手伝いや
店番をしている子ども達が多くいる途上国の
教育環境の現状を初めて目の当たりにして、
日本・先進国との違いを考えさせられました。

濃い2日間を過ごしましたが、この旅での一番の出会いは、
泊った宿の娘さんと仲良くなり、4年経った今も
たまに連絡を取って、交流が続いていることです。

やっぱり旅の醍醐味は、観光や美味しいものを
食べるのも楽しいですが、一番は人との出会い‼

現地の人もそうですが、同じ旅人とか
価値観の違う人達と知り合って、
自分の考え方が広がる事と
そこから広がる新しい人の輪が
何より楽しくて旅はやめられません。

Writer: Azusa Higashiisogawa


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