【協会】カンボジアからの贈り物『人生の分岐点 初めての国際協力』



■ 旅、時々ユースホステル~旅やユースホステルに関するエッセイ~

カンボジアからの贈り物『人生の分岐点 初めての国際協力』

2014年8月、念願の海外デビューを果たした私の
一ヶ月にわたるカンボジア周遊期のお話です。



皆さん、バッタンバンという州を知っていますでしょうか?
私は今回カンボジアにあるこのバッタンバンにて
人生初の国際ボランティアを経験することになります。

ざっとバッタンバンについて説明をしておきましょう。

◆バッタンバン(Battambang)
カンボジア首都プノンペンより北西、アンコールワット遺跡がある観光地シェムリアップより西部にある大きな街。
また、タイからプノンペンへの陸路輸入の中間地点ともなるため道路が整備されており、マイナーではありますが旅人向けにバスなども出ている。シェムリアップからはボートで行くことも可能。[一部 クロマーマガジン参考]

そんなバッタンバン、大きな街とはいえ、シェムリアップ、プノンペンに比べると田舎です。
ですがこれこそ私が描いていたカンボジアでした。

土の道に広がる平野、そこをこえると木々が生い茂るなかに鮮やかな高床式の家がつらなり、空の青さが際立ってくる。
緑と赤さと青さと人々の曲がらない笑顔が印象的でした。

首都であるプノンペンはいま目まぐるしい経済成長を遂げています。
建設中の高層ビルも多くコンクリートの道路、大型ショッピングモールなどギャップを感じました。

変わって観光色の強いシェムリアップは、カンボジア色をうまくいかしたお土産屋や屋台、
ホテルやゲストハウスが連なり二つの街と比べるとちょうど中間のように感じました。

ちなみに私はバッタンバンが好きです。

さてそんなバッタンバンで私はボランティア活動をしました。
ワークキャンプという「合宿型のボランティア」で、
何かの成果を得るというよりは”共存”をイメージさせるようなプログラムでした。
(帰国後、日本で運営したワークキャンプでもそう感じた)

「ヘルシーでカラフルな世界をつくる」
をテーマとして掲げる国際ワークキャンプ組織なので
興味がある人は検索してみてください。

さて、ワークキャンプの内容ですが
私はここにあるカンボジアの大学生たちが作ったコミュニティースクールにて
彼らとともに幅広い年代の子供たちに英語で授業をすることになります。



注意していただきたい点は、
「英語を教える」ではなく
「英語で授業をする(英語で伝えたいことを伝える)」



彼らは先生不足なのでは決してなくて子供たちに異文化交流をさせたい
自分達にも刺激になるからという想いでワークキャンプを受け入れています。



さて事細かに話をしたいのですが、
なんせ一つ一つの思い出が厚すぎて話始めたらきりがありません。

この一週間はとにかく濃くて熱くて泣いて泣いて
笑って泣いて幸せの感情大オンパレードでした。

久しぶりに感じた『生きてる』という感覚、
めちゃくちゃ要約させてもらうと人生の分岐点でした。

ここから私の大学生活第二章にむけ
じわじわと歯車がまわり(壊れ)はじめます。笑

どこに行ったか何をみたかより、誰と出逢い誰と時間を共有したか、それが大きかった。
私が初海外のカンボジアからもらったものは奥底においやった私でした。

最後に現地のカンボジア人リーダーからもらった言葉を

Try and error(mistake)
Keep growing


海を越えた遥か彼方にいた彼ら、同じ日本だけどここにこなけりゃ会えなかったであろうメンバー
そんな彼らが私に毎日ぶつけてきたものは温かくてとても鋭かった。

私はもっと沢山の人に出逢いたい
話をしたい
自分にもっとワクワクしたい

今はシンプルに生きてます。

もっと沢山の人が人生の舵を取るのが「自分」であることに気がつけますように。



Writer:もえもえ
初海外が単身バックパッカーで行ったカンボジア。
幾多の壁を仲間と乗り越え英語の先生を務めるなどし、
帰国後は外国人を集めたボランティアのリーダーをするなど
一所懸命に今を生きる大学生。
幼い頃に描いた夢を追いかけています。
今後は留学や海外周遊など多国籍の人たちとの関わりを経て
「人生はこんなに楽しい!」と他国に発信していけるくらい
イキイキしたジャパニーズを増やしていきたい。

カテゴリー: ニュースリリース, 旅(ホステリング), 記事/旅紀行   タグ:   この投稿のパーマリンク

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