【協会】オランダ滞在記 vol.1


■ 旅、時々ユースホステル~旅やユースホステルに関するエッセイ~

『生活の中で垣間見るオランダ気質』
 


「ヨーロッパで働いてみたい」という思いで、
単身オランダに渡ったのは7年前の事。
 
記憶を辿るなかで、オランダがいい国だなぁと思う所は
いろいろありますが、特に思いつくのは
綺麗な景色と人々の気さくな性格。
 
綺麗な景色というのは、町並みもさることながら
みなさん家をとても大切にしています。
家の中はとても綺麗で、それぞれがアンティークの
置物を並べたり、花を飾って楽しんだりしています。
 
なぜそれが分かるかというと、あまりカーテンは閉めません(笑)。
家族で食事をしたりしている時も、
「見てくれ」と言わんばかりにカーテンは開けたままで
気にはしていないようでした。

そして人々の気さくな性格と言うと、
例えば出勤する時にバスを利用し、私が2人掛けのシートに
座っていると後から乗ってきたおば様が
 
『おはよう、今日はいい天気ね。』
 
なんて話しかけてきてくれたり、
時には電車の向かい合わせのシートに
1人で座っていると対面に座った20代くらいの男性が、
 
『あぁ今日の仕事は疲れたよ。』
 
なんて普通に
話しかけられて、
私は『ツレか!?』なんて心の中で軽くつっこみつつも
その後20分くらいの電車の移動を楽しみました。
 
苦い思い出ももちろんありますが、
またそれは次の機会に。
 
Writer:出口就平(Deguchi Shuhei)
1974年生まれ。2007年〜2010年オランダ、デン・ハーグに滞在、和食レストランにて調理に従事する。現在宇多野ユースホステル調理担当。
 
写真上:スキポール空港へ向かう列車からの風景
写真中:単なる道すがらも様になる風景
写真下:オランダと言えばやはり風車(ライデンにて)

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