先週の土曜日に開催された「カタリベカフェ」。
自分の好きな本について語るという旅カフェの企画でした。
当日はフロント勤務の為、参加出来なかったのですが、
最近のお気に入りは、角田光代さんの「八日目の蝉」です。
間もなく映画も公開されるのですが、
母娘の絆の物語で、かなり切ないです。
小豆島が舞台にもなっており、明るい海や山の風景と、
人物の運命が相対照的です。
あと写真家・小林紀晴さんの「ASIA ROAD」という本に、
好きな一節があります。
~美しいものを純粋に見たいと思う。世界を見てみたいと思う。
知らない南国の花や、男たちの筋肉、
スコールの風に吹かれる女達の髪や、
濡れる果実は間違いなく美しい。
純粋に知らないものを食べ、手で織った布の感触を知り、
初めての人に出会いたいという衝動がいつもある~
これが「旅」なんでしょうね。