【協会】旅、時々ユースホステル『べたな京都旅~伏見稲荷編』



■ 旅、時々ユースホステル~旅やユースホステルに関するエッセイ~

べたな京都旅~伏見稲荷編



今回私が皆さんにご案内したいのは伏見稲荷大社です。
伏見稲荷大社は2014年から4年連続で
トリップアドバイザーで『外国人に人気の観光スポットランキング』
1位に選ばれています。

全国に稲荷神社は約3万社あると言われていますが、
その総本宮が伏見稲荷大社です。
初詣で参拝される方も多いのではないでしょうか。

伏見稲荷神社は1300年にわたり、
人々の信仰を集め、五穀豊穣、商売繁昌、家内安全、
諸願成就の神様として崇められています。

伏見稲荷神社にいくとまず目につくのが大きな鳥居と
神様の使いであるキツネの銅像です。

鳥居は現世から神様のいる幽界に続く門で
朱色なのは稲荷大神の豊穣の力を表すためと
朱の原材料が防腐剤のためと言われています。

キツネは神様の使いで「びゃっこさん」として崇められており、
なぜ神様の使いかというと稲の天敵であるネズミを捕食し、
豊作に貢献してくれたからと言われています。



伏見稲荷神社に行き、稲荷山の方に向かい
誰もが圧倒されるのはご存じ「千本鳥居」です。

「千本」と言われていますが、実際には1万基ほどあるそうです。
鳥居は全て伏見稲荷神社を崇める人々の寄付から奉納されています。

ちなみに気になる初穂料はこちら↓
http://inari.jp/gotinza1300/
(伏見稲荷大社公式HPより)

そしてお山の中間地点「四つ辻」からは京都市内を一望できます。



多くの観光客がここで下山してしまうのですが、
個人的にはここから山頂を目指すのがオススメです。

四つ辻から山頂までは、さほど混雑していないので
比較的静かで、自分のペースで自然を楽しみながら
歩むことができました。

山頂まで辿り着いた時には良い汗をかき、
大きな達成感を味わうことができました。

そして更にオススメが夜の参拝。

夜の稲荷山は鳥居が所々ライトアップされています。
日中に比べ格段に人が少ないのがありがたいのですが、
薄暗いので自然の畏怖みたいな物を感じました。

途中で人に出くわすと一瞬ドキッとして
ちょっとした肝試しのようにも感じます。

恐る恐る階段を上がり、四つ辻まで辿り着くと、
昼間とはまた違った宝石のように輝く
綺麗な京都市内の夜景を見ることができました。

この独特の雰囲気を味わうためにも
稲荷山へ夜に訪れてみるのも一考です。

そして昼夜問わず行く前にはぜひ伏見稲荷大社の公式HP内
よくある質問」を一読することもオススメです。

知っているようで意外と知らない「お稲荷さんの謎」
について詳しく回答されています。
これらを知っておくだけで単に「伏見稲荷大社を訪れた」
というだけではない感慨深い参拝になるかと思います。


Writer: Writer:アイバ ショウイチ
10歳から15歳までアメリカのテキサス州ダラスに住んでいた帰国子女。
宇多野ユースホステルは学生や社会人になってからも良く来るお気に入りの場所でした。
現在職員として勤務しています。

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