■ 旅、時々ユースホステル~旅やユースホステルに関するエッセイ~
『日本の常識がくつがえされたインド旅』
ユースホステル通信をご覧のみなさん、こんにちは。
今回、二度目の記事を書かせていただきます、興井健です。
前回の記事はたくさんの方に読んでいただけてうれしい限りです。
今回の記事は今年二月に旅したインドについてのお話です。
出発前にインドに行った多くの人から、人生が変わるとか、
価値観が変わるとか、スリに気をつけろとか、おなか絶対こわすとか
いろんなお話を聞いていました
行く前から間違いなく、この国濃いなと思って覚悟していきました。
着いて早速洗礼を受けました。
空港から宿に向かうしょっぱなのタクシーでぼったくられました。
やられた…
インドでは、お湯が出ないことも日常茶飯事。
数分間しかお湯でないから気をつけてねーてと言われ
案の定シャワーを浴びいる間にお湯が止まりました。
トイレットペーパーだってほぼありません。
自分でトイレットペーパーもしくは、ティッシュを買ってそれを常に持ち歩く感じです。
道路に出ればそこにはクラクションの嵐。
何に対して鳴らしてんねん!って何回つっこんだか…
そしてインドで一番の衝撃だったのは、やっぱり火葬場でした。
目の前で人が燃えていく。その灰があたりにまって、
野良犬は燃えた体の残りを狙う。
言葉にならなくて、その場からしばらく動けませんでした。
街に一歩出れば、新たな発見と驚きの連続でした。
日本での常識なんてまったく通用しませんでした。
日本と同じように歩いて、同じように遠慮していたら前に進めない。
そんな世界でした(笑)
インド人は急ぎたいからいくらでもクラクションを鳴らすし
日本人か?ってどこか興味もってくれたら話しかけてくれるし
お金ほしいから、こいつならぼったくれると思うから、高い値段ふっかけてくるし
写真に撮ってほしいから、初対面でも「写真撮って」って言ってくるし
色んな欲とか興味にめっちゃ素直だと感じました。
日本では、本来遠慮してしまう、
周りの目を気にしてしまう部分にも素直でした。
僕にはそれが驚きでもあったけど、そういう一面を見て、
僕も良い意味で解放的になれました。
日本でインド人と同じように振る舞うとなると、それは難しいですが(笑)
でもインド人のように「興味あること」に、「好き」に、
もっと素直でもいいのかなって思いました。
読んでくださってありがとうございます。
また次回です。
Writer:興井健(きょういけん)
1990年生まれ。関西外国語大学在籍中に留学、
そして留年を経て昨年9月に卒業。旅daysやTABIPPOなど
旅イベントのスタッフとして関わる。
2014年4月から社会人一年目として奮闘中。