【協会】トレインビューなユースホステル


■ 旅、時々ユースホステル~旅やユースホステルに関するエッセイ~

『トレインビューなユースホステル』



宿の環境というのはそれ自体が特徴のひとつです。
中でもひときわコアなファン層をつかんでいるのが「トレインビュー」、
つまり、電車が見える宿ということで、
最近は大きいホテルでも特別室を作っているところもあるとか。

ユースホステルにも、ばっちり電車が
見えるところがいくつかあります。

東京セントラルユースホステル」は、JR飯田橋駅の真上。
ビルの18・19階にあって、駅側の部屋は窓からも電車を見下ろせます。

あと「新大阪ユースホステル」、こちらも駅から徒歩5分。
やはり建物の9・10階にあり、新大阪駅構内を横から望めます。
(かつて談話コーナーの片隅に、夜行列車の通過時刻が表にして貼ってありました。
夜行列車の数が少なくなったんで、もう無いかな~)
ちなみにここからは、大阪空港に発着する飛行機も真近で見れるからすごいです。

都市部だけではありません。
北海道の「釧路湿原とうろユースホステル」。
列車だけでなく、そのバックに広大な釧路湿原が望めること。
こちらもテラスから塘路駅が見えており、最終列車がこの駅で行き違う様が、
暗闇に列車の灯りだけぽっと浮かび、とても幻想的です。

そして海外にもあります。
あまり知られていないところで、ノルウェー。
北極圏の終着駅、ボードーは駅舎がユースホステルになっています。



難点なのは、発着する列車が1日4本しかないんで、
ビュータイムが限れていること。

そして何より…たどり着くのが大変。

ただ、鉄道好きなら、一度は行ってほしいユースです。
真冬に行くと、最果て感もハンパありません。




Writer:岡田 光弘
1973年生まれ。
国内外、鉄道のみならず飛行機・船・バスを乗り歩く。
18きっぷで日本縦断、シベリア鉄道に2回、
ヨーロッパをバスだけで3ヶ月など、様々な乗り旅歴あり。
現在、天橋立ユースホステル・ペアレント。

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