【協会】旅、時々ユースホステル『そうだ、鹿児島に行こう/^o^\(前篇)』



■ 旅、時々ユースホステル~旅やユースホステルに関するエッセイ~
そうだ、鹿児島に行こう/^o^\(前篇)




鹿児島というと何を思い浮かべるだろうか。
西郷どん、桜島、桜島大根、安納芋、芋焼酎、
種子島、ロケット、しろくま、定岡正二、長渕剛…。

とりあえず行ってみて、行ってから行程を決める。
毎回そんな旅をしている。

今回も「鹿児島に住む後輩に会う」ことだけ決めて、
神戸空港から鹿児島へ飛び立った。

神戸からは1時間10分程度で鹿児島空港に到着。
鹿児島空港は霧島市にあり、鹿児島市内へはバスで40分ほど。

空港は綺麗で、搭乗口内も外も様々なお店があった。
1階には霧島市のコーナーがあり、週替わりで
「霧島茶」の試飲ができるようになっている。
飲んでみると、甘さが口に広がる。飲み口がさわやかで、
これが霧島茶の特徴なのだそうだ。今でもお気に入りである。

霧島市は霧島神宮のほかに霧島温泉も有名で、
行きやすい浴場をいくつか教えていただく。

霧島市は出発日に巡ることにして、ひとまず鹿児島市に向かう。

鹿児島中央でバスを降りる。高層ビルが少ないので空は開けているが、
商店街があり街はにぎわっている。

空港でもらってきた観光パンフレットによると、
観光名所を周る循環バスも出ているそうなので、
大まかなコースを決めて循環バスに乗る。

バスは名所についてのアナウンスが流れるので、通り過ぎるだけでも興味深い。
「西郷隆盛洞窟」なんて知らなかった(興味のある方は検索してみてください)。

さて、最初に向かったのは「異人館」。



幕末に建てられた洋風建築で、この日は結婚式の前撮りが行われていた。
建物自体も見所があるが、館内には薩摩藩の様々な
改革・取り組みの歴史がわかるように展示されていて、それらも勉強になる。

異人館から少し歩くと、
「スターバックスコーヒー 鹿児島仙巌園(せんがんえん)店」
に辿り着く。



1904年に建てられた島津家の金山鉱業事業所を
そのまま利用していて、雰囲気は異人館と似ている。

2017年3月にオープンしたばかりで、
店内はもちろんオシャレなのだが、
よく見ると薩摩藩関係の写真が貼ってあるので、
異人館や仙巌園とあわせて行くとより楽しめる。
店内からは桜島も見える。

さらに歩みを進めると、仙巌園が見えてくる。
薩摩藩主の島津家のお屋敷である。
いたるところに生えているソテツが、
南国らしさを醸し出している。

ちなみに、私は本州及び四国のとある庭園で
島津家寄贈のソテツを見たことがある。
あえて名前は伏せるので、ぜひ島津家のソテツを探してみて欲しい。

園内には広めの売店もある。
鹿児島はお土産の種類が豊富なので迷ったのだが、
試食して美味しかったのと店員の方が
親切にいろいろな食べ方を提案してくれたので
スイートポテトを買って仙巌園を後にする。
これが思いがけない伏線に…。

さて、夜に天文館(鹿児島随一の繁華街)にて
無事後輩と会ったあとは、フェリーで桜島へ。



鹿児島港から桜島港へフェリーで15分…運賃はいくらでしょう?

答えは大人160円、しかも24時間運航。

桜島の住民にとっては生活の足であり、
また噴火したときにすみやかに避難できるように
このような体制になっているのだそう。

光り輝く鹿児島市街地を後にし、桜島に到着!

今回お世話になったのは「桜島ユースホステル」(以下桜島YH)。
桜島港から歩いて行ける距離にある。

桜島は火山による温泉が湧き出ており、
この桜島YHでも天然温泉に入ることができる。

さっそく入ってみると温度はぬるめで、湯は濁っている。
ぬるいので長い時間浸かっていられそうだし、もちろん肌にも良い。

毎朝汲み上げるので朝は熱くて入れないそうだが、
温泉に入れる珍しいYH、ぜひ一度訪れてみてほしい。

また、YH館内には長渕剛と遠藤保仁コーナーがあった。



2人とも鹿児島出身、とくに遠藤は桜島出身で、
桜島港にも遠藤保仁コーナーがあった。
市内でもポスターを見かけることがあり、
鹿児島が誇るヒーローであることが伝わってきた。

翌朝は7時前に目が覚めた。
防災無線で起きてしまったのである。
といっても噴火等が起こったわけではなく、
健康診断をお知らせするものだった。

いま住んでいるところには防災無線がないので、
なんとものどかな気分になった。

朝食はメインのお皿におかず(長いウインナー1本、オムレツ、
トマト、玉ねぎ、ポテトサラダ、フルーツ)が載っていて、
ご飯、みそ汁、ふりかけと共に出された。

ご飯とお茶はセルフ。トマトや玉ねぎは刻んで
ドレッシングがかかっているだけなのに、甘くて美味しかった。

夏に行ったので食堂の窓も開け放しており、
ゆるやかに風が入って来る。

グランドと草木が見えた。自然しか見えない。

テレビは最新のニュースを流しているけど、
それさえもどこか遠い地の出来事のように思える。

たぶん「こういうもの」を得るために旅に出るのだ。
生活の前で消えてしまう一瞬。



さて、鹿児島というと何を思い浮かべるだろうか。

西郷隆盛はあんな小さな洞窟で戦っていた。
桜島は火山と大根だけではなく、温泉と穏やかな時間があった。
長渕剛と遠藤保仁が鹿児島県民、桜島地区のヒーローだった。

2日目は桜島島内のほか、知覧と指宿を周ることにした。
今日は何と出会うだろうか?
(後篇に続く!)

≪参考≫
桜島ユースホステル:http://www.e-yh.net/kagoshima/index.html



Writer:Sachiko Tajiri
数年前、めったに行かない東京にて電車に乗った途端に蹴られたことがある。
「東京っちゃおっかねえところだ…」
そうして関西に流れて現在京都ユースホステル協会職員。

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