■ 旅、時々ユースホステル~旅やユースホステルに関するエッセイ~
僕とオーストラリア vol.5
今回は、というよりは今回”も”、私がオーストラリアに
滞在していた時のお話を書きます。
ネタが尽きるまでもう少しお付き合いください!
前回はオーストラリアで初めて働いた話でしたが、
今回はその稼いだお金でメルボルンから一路、クイーンズランド州は
「ゴールドコースト」と「ケアンズ」へ旅した時のことについてお話しします。
まずゴールドコーストへは友人に会いに行くのが目的でした。
なのでそれ以外の事は全く計画せずに飛行機に乗りました。
ゴールドコースト空港に降り立ち、出迎えに来てくれた友人と無事合流。
そこからバスで「サーファーズパラダイス」というその名の通りサーファーの町へと移動し、
どこへ行くでもなくふらふら街中を歩きました。
以前の記事をご覧の方はご存知かと思いますが、
私の趣味は「スケボー」ということもあり、
海沿いの道をスケボーに乗って進んだり、
街中にあったハードロックカフェでゆっくりしたり、
たまたま街中でやっていたエルヴィス・プレスリーのものまね軍団ショーを見たり、
翌日には、やはりスケボーで街全体を一周したり、
Q10という高層ビルの屋上へ出てゴールドコーストを一望したりと、
何も計画せずに行った割には十分に楽しめました。
そして、その後もうしばらく必死に働いてお金が貯まったころ、
今度は語学学校で知り合った友達たちと連れだって「ケアンズ」へ行きました。
空港から街中へ移動し、まずは宿にチェックイン。
その後は散策したり夕食の買い物をしたりと過ごしました。
そして次の日。私たちはバスに乗ってケアンズ郊外へ
スカイダイビングをしに行きました。
残念ながら飛んでいるときの写真がありませんが、
私はオーストラリアの大地に盛大に鼻水をまき散らして無事生還しました。
この日はほとんどが移動時間に消えてしまいましたが、
人生初のスカイダイビングをまさか海外で行うとは思ってもみませんでした。
そして最終日。
みんなは水上ジェットに乗ってマングローブ礁へ行くツアーへ。
実は私だけ事前のネット予約の時点で運悪く定員オーバーとなり
ツアーに参加出来ず最終日に一人ホテルに取り残されました。
定員オーバーだということは分かっていたので、
スケボーを持って行き、スケボーにて街を散策することに。
すると泊まっていた宿からすぐのところにスケートパークを発見!
すぐさま向かいました。
そこで滑っていた数人のスケーターたちと仲良くなり、
スケートして遊んでいるうちにあっという間に夜に。
時間が経つのが本当に早く感じました。
その後ホテルに帰り、友達と合流すると一人の男友達が
足に擦り傷、腕には包帯を巻いてホテルのロビーに座っていました。
水上ジェットの運転を誤ってマングローブに
突っ込んだのかなと思って聞いてみると、
彼は「水上ジェットの運転を誤ってマングローブに突っ込んだ」
と何のひねりもなく答えてくれました。
予想通り過ぎて何も面白くありませんでしたが、
笑える思い出ができて彼もさぞ嬉しい事でしょう。
たいへん痛そうではありましたが…
最終日は一人別行動になってしまいましたが
一人で行動したからこそ出会った人たちもいて
とても楽しい経験ができました。
友達と行く旅は何かと安心感もありますが、
旅の一期一会、新しい出会いや発見のために途中で一人行動してみるという
旅行プランも面白いかもしれませんよ。
Writer: 吉村伊久人(Yoshimura Ikuto)
1992年”ギリギリ京都市”の異名を持つ僻地、山科区生まれ。
オーストラリアでの一年のワーキングホリデーを通して旅に目覚めました。
様々な場所から京都に来られる人をもてなす仕事がしたかったので
現在宇多野ユースホステルのスタッフとして働いています。
過去の記事
僕とオーストラリア vol.4
僕とオーストラリア vol.3
僕とオーストラリア vol.2
僕とオーストラリア vol.1