■ 旅、時々ユースホステル~旅やユースホステルに関するエッセイ~
僕とオーストラリア vol.8 Ross & Cadbury
今回の記事はタスマニア旅行3日目の話です。
3日目にもなると全員に疲れの色が見え始めました。
みんなの目が鉛みたいな色をしていましたが
そんなことは旅にはつきものです。
疲れていたって旅は続きます、続けます!
この日は、近くの町になんと「魔女の宅急便」に登場する
パン屋さんのモデルになったお店があるという噂を聞きつけ、確かめに向かいました。
そのパン屋さんがある町の名前はRoss。
端から端まで歩いて回れるほどの小さな町でした。
そして例のパン屋さんの名前はRoss Village Bakery
何の捻りもないところが安定感を醸し出しています!
肝心の店内ですが、こんな感じでした。
さすがに完全に一致している!とまではいきませんが、
確かに少し劇中のパン屋さんに似ています。
そしてこのRoss Village Bakeryは、店内で飲食することもできます。
店内にはこんな気の利いたメッセージボードもありました。
魔女の宅急便を見た方はご存知だと思いますが、
劇中のパン屋さんには裏口があり、
主人公は裏手にある建物の2階で寝泊まりします。
なんと!その建物も実在するようです。
私たちはこのバニラスライスがおすすめっぽかったので
これを買って食べただけで満足していましたが、
後で調べてみるとRoss Village Bakeryの真横に
「Ross Bakery Inn」という小さなB&Bの宿があり、
主人公が寝泊まりしていた(場所のモデルになった)部屋で
寝泊まりすることができるそうです!
「お!そこ行ってみたい!」と思った方はぜひお調べください!
私ももう一度行きたいです!
<参考>
そして我々はスタート地点のホバートへ戻る道中、
オーストラリアのスーパーでは必ずと言っていいほど目にする
Freddo
や、Dairy Milk
Twirl
などのチョコレートを作っているCadbury工場へ行きました。
イギリスに本社があり王室御用達の100年以上の歴史があるチョコレート会社だそうです。
本来は工場内部に入って見学ができるそうなのですが、
行った時がちょうど機械のメンテナンス時期と重なってしまい、
残念ながら製造過程を見ることはできませんでした…。
ですが建物内にあるカフェやお土産売り場は通常通り営業していたので、
ホットチョコレートを飲んだりいろんな種類のチョコレートを食べたり、
結果的に満足できたCadbury工場でした。
Cadbury工場を後にした私たちはレンタカーの車内で
チョコレートをもっちゃもっちゃ食べながら、
タスマニアの旅がどうだったか話しながら、帰路につくのでした。
今回の記事で私のオーストラリア譚は終わりです。
約1年メルボルンで生活して、日本に帰ってきてから4年経ちますが
「またあそこで生活できたらなあ」と今でもたまに思います。
よく「ものの見方が変わった」と聞きますがその通りでした。
私の場合海外で「スケートボード」に出会い、
持って帰るとすでに日本には世界的なプロスケーターが何人もいたり、
自分の身の回りにも結構な数のスケーターがいたり、
その人たちと仲良くなったり…
今まで見えなかったものが見えるようになりました。
スケートボードに限らず、何か人と一緒に遊べるものや
熱中できるものを旅に持っていくと旅がもっと面白くなると思います。
ボール一つ持っていくだけでも全く違うと思います!
ぜひ行き先の人たちを巻き込むような旅をしてみてください!安全第一で!
Writer: 吉村伊久人(Yoshimura Ikuto)
1992年”ギリギリ京都市”の異名を持つ僻地、山科区生まれ。
オーストラリアでの一年のワーキングホリデーを通して旅に目覚めました。
様々な場所から京都に来られる人をもてなす仕事がしたかったので
現在宇多野ユースホステルのスタッフとして働いています。
過去の記事
僕とオーストラリア vol.7 Mt.Amos & Sandboard
僕とオーストラリア vol.6 タスマニア旅
僕とオーストラリア vol.5 ゴールドコーストとスケボー
僕とオーストラリア vol.4 シェアハウスとアルバイト
僕とオーストラリア vol.3 語学学校とメルボルン生活
僕とオーストラリア vol.2 スケボーと愉快な仲間たち
僕とオーストラリア vol.1 ホームステイ初日